製品紹介

半導体スイッチ

高電圧大電流半導体スイッチ（サイラトロン代替）

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写真

 高電圧大電流半導体スイッチ（サイラトロン代替）

概要

 小型化、高信頼性化を果たした高電圧大電流半導体スイッチの開発により、クライストロンの安定運転に貢献
電子・陽電子加速器用クライストロンは、高電圧大電流の高速パルスを繰返し発生させて駆動する必要があり、スイッチング素子としてサイラトロンが従来使用されていました。
このサイラトロンは、部品単体ごとに性能や寿命のばらつきが大きく、定期的な交換やメンテナンスが必要になると同時に、安定動作させるためにはリザーバ調整等の手間を要する機器でした。
当社では、半導体素子を使用した代替スイッチを開発し、サイラトロンと同等性能を発揮できることを確認しました。半導体素子を使用することで、長期間の安定運転に貢献いたします。

用途

 クライストロン等に使用される高電圧大電流半導体スイッチ（サイラトロン代替）

特長

 サイラトロンの代替として半導体素子を使用することにより、事前調整不要、メンテナンスフリー、個体ごとの特性ばらつきが少ない高電圧大電流半導体スイッチを開発しました。
高電圧・大電流・繰返し運転による発熱量低減対策が施されています。
また、従来のサイラトロンおよび周辺電源を取り除いてすぐに交換できるような装置構造を採用しており、稼動中のクライストロン用サイラトロンスイッチの交換も容易です。

仕様

 ＜導入例＞
定格電圧 43kV
耐電圧 47kV/10分間
定格電流 4.3kAp
短絡許容電流 9kAp
パルス繰返し 50pps
構造 半導体スイッチ、制御部一体構造（スライドレール取付）