ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、絶縁性、不燃性などの特性によりトランスやコンデンサといった電気機器をはじめ幅広い用途に使用されていましたが、1968年にカネミ油症事件をきっかけに毒性が社会問題化したことを受け、1972年には製造が中止になりました。
しかしながら、2001年にPCB処理特別措置法が制定されるまでの間、保管・廃棄処理基準が明確に定められなかった関係で、低濃度のPCB含有製品が多く現有・残存していることが問題視されています。
国では、高濃度、低濃度PCBの区分を設け最終の低濃度PCB処理期限を2027年3月とし義務化しています。
このためPCB含有について至急調査を行い、もし含有されている場合は、特別措置法で定められた処分期間までに、定められた方法でPCBを廃棄物として処理をしていただく必要があります。
日新パルス電子株式会社(旧パルス電子技術株式会社)製品はもちろんのこと、日新電機グループの高電圧製品、Haefely社、Hipotronics社の製品の更新に対応いたします。また、メーカーが廃業しているなどの理由で、確認できない製品についても、是非一度弊社にお問合せください。
盤内の電気部品(コンデンサなど)、分圧器、ダイオード、切替器など、一目で分からない部品の絶縁油にPCBが含まれる場合もあり少しでも疑わしい場合は、是非、弊社にご一報ください。
※詳しくは環境省ポリ塩化ビフェニル(PCB)早期処理情報サイトをご確認ください。
所有している変圧器やコンデンサのPCB含有状況を調べます。
診断結果に基づいて、新しい製品へのリプレースについて提案いたします。
古い製品の撤去と新しい製品の納入・試運転調整を行います。
廃棄方法、一時保管方法、運搬方法など、ご不明な点があればアドバイスいたします。
油入りコンデンサに充電されたエネルギーを放出することで、衝撃電圧を発生させる装置です。
IECやJEC等の各試験規格に準拠したインパルス電圧発生器をご提供いたします。
直流電源、パルス電源などの高電圧部を油タンク(油中)として製作いたします。高耐電圧と同時に、優れた安定度を持つ直流電源、高速パルス動作を行うパルス電源等をご提供いたします。
制御盤は、外見では分かりませんが油入りコンデンサ等の部品を使用していることがあります。また、高電圧機器類に比べ、制御部品類は寿命が短い傾向があります。制御盤(制御部)のみの更新も承っておりますので、お気軽にお問合せください。
高電圧交流変圧器は、油入りタイプが主流となります。変圧器本体の性能を選べるだけでなく、油流出対策を施したり、お客様の運用に合わせた制御機構を構築するなど、ニーズに合わせた装置をご提供いたします。