技術紹介

直流高圧安定化電源技術

この技術に関するキーワード

  • 高周波インバータ制御(PWM制御)
  • CW(コッククロフト・ウォルトン)回路設計
  • 絶縁設計技術
  • カスタム設計技術

どんな技術?

当社の直流高圧安定化電源は、10~40kHzの高周波によるインバータ制御(PWM制御)を行うことで、電源変動や負荷変動に対し高速応答の電圧制御ができます。
高速応答のみならず、高周波トランスやCW回路の最適化技術により、高安定度を実現します。
また、絶縁ガス中で用いるためのボイドレス絶縁材の選定や、インバータノイズの対策として光トリガー方式の採用など、状況に応じたカスタム設計を行います。

直流高圧安定化電源技術

何が難しいの?

直流高電圧を生成する最も容易な方式として、商用周波数の変圧器によって昇圧されたものを整流する方式がありますが、この方式では電圧が上昇するほど変圧器のサイズが大きくなってしまいます。また、高速な応答制御が行えない欠点があります。
コッククロフト・ウォルトン回路(倍電圧整流回路)によって、目的とする高電圧に昇圧する方式がありますが、この回路は倍増させることを目的としており、シビアな電圧コントロールは難しい欠点があります。

当社はどの様に解決しているの?
当社の技術はどこが優れているの?

当社では、CW回路に高周波インバータ制御を採用し、高速応答、精密な電圧コントロール、小型化、低リップル化、安定化を実現した直流電源を製作いたします。
CW回路は、自社で独自のモールド技術により製造し、コンパクト化とともに高い絶縁性能を発揮します。

どのように生かされているの?(実績)

ユニット型のコンパクトな電源から、大型の電源設備まで、様々な実績があります。
直流耐電圧試験、プラズマ放電、加速器施設、レーザービーム設備など、多岐にわたる用途で使用いただいており、負荷短絡時の保護回路を内蔵するなどの工夫を施し、高い耐久性と信頼性を誇ります。
お客様の様々なニーズにお応えしたカスタム設計を得意としておりますので、お気軽にご相談ください。

この技術を使用した製品一覧

ユニット型直流高電圧電源

直流高電圧電源をユニット製作いたします。
10-4以下の優れた安定度を有します。

大型(特注)直流高電圧電源

お客様のご要求や用途に合わせ、カスタム製作いたします。

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